メー ルマガジン「ベトナム株情報」 
VOL.
164
2012.1.31


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CONTENTS
 
01.  国内食品企業、景気不況下でも好業績を達成
02. 週間☆アクセス数上位ランキング!
    
特集2012年1月16日~2012年1月29日)
03. 噂のうわさ話
    アンファットプラスチック・グリーン環境(AAA)
04. サイゴン・街角風景  
   テト(旧正月)

 01.   国内食品企業、景気不況下でも好業績を達成

  マクロ経済が長期に亘り不安定な状況を続けていることを
受けて、多くの企業は経営不振に陥り、利益獲得に苦戦を
強いられているが、食品企業各社は依然として好業績を
達成している。20日付カフェエフが報じた。

  代表的な例としてキンド食品[KDC]が挙げられる。

  KDC傘下の北部キンド株式会社(NKD)は
2001年から2010年までの10年間で常に好業績を達成し、
10年間の売上高が5兆6000億ドン(約205億円)、
税引後利益が6000億ドン(約22億0600万円)、
2011年業績は売上高が1兆3000億ドン(約47億7900万円)、
利益が1500億ドン(約5億5100万円)の見通しである。

  これがKDCの業績に大きく寄与し、KDCの2011年業績は
売上高が前年比+31.0%増の4兆2000億ドン(約154億円)、
利益が550億ドン(約2億0200万円)の見通しである。

  その他、ベトナム畜産技術有限会社(ビッサン)、
サオタ食品[FMC]ビナミルク[VNM]など、
多くの食品企業も好業績を上げている。
ビッサン及びFMCの2社の2011年売上高見通しは
それぞれ前年比+8.0%増の3兆6000億ドン(約132億円)、
8800万~9200万ドル(約68億~71億7600万円、
年間計画達成率:110.0~115.0%)で、
VNMも売上高と利益はそれぞれ前年比+34.8%、
+10.1%増加する見通しである。

  必需消費財を提供する食品企業は、景気不況が
続いている中でも需要が低下することは無く、
新市場の開拓、また事業拡張に尽力している
食品企業が少なくない。

  国内市場シェアを堅持しているKDCは中国、
アメリカ、ヨーロッパ諸国、東南アジア諸国に製品を
輸出しており、広大な流通網を確保している。
NKD単独の業績のみで、2020年の売上高7兆ドン(約257億円)、
利益7500億ドン(約27億5700万円)を目標としている。

  食品企業の事業拡張により国民の食品消費が刺激され、
食品企業間競争は日に日に熾烈化しており、
食品価格の引き下げに繋がっている。
ビジネス・モニター・インターナショナル(BMI)は、
ベトナムの2013年の食品消費額は127億6000万ドル(約9952億円)、
国民1人当たりの食品消費額が135ドル(約1万0500円)に
増加すると予測している。

  2012年のベトナム食品業界は、2011年ほどの著しい成長を
遂げることは難しいと思われるが、◇国内消費者の味覚に合う製品を
生産出来ること、◇食品種類が多種多様であること、
◇品質が日に日に向上していること、◇販売価格が
リーズナブルであることなどの理由で、国内産食品は
外国産食品に引けをとることなく、国内シェアを
拡大していくことが予想されている。

   1/31ラオス総合指数は0.83%高の936.81」

詳細はこちらをどうぞ
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02. 週間☆アクセス数上位ランキング! 
    (
2012年1月16日~2012年1月29日)

このコーナーでは、前週のベトナム株情報(www.viet-kabu.com)の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位
ホアン・アイン・ザーライ、2011年税引前利益は前年比▲87.3%減(単独) 
[2012/01/20 20:00 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120120063300.html

  ホアン・アイン・ザーライ[HAG]は、2011年第4四半期業績(単独)及び
2011年業績(単独)を次の通り発表した。20日付カフェエフが報じた。

  <2011年第4四半期業績(単独)>
◇売上高:3190億ドン(約11億8100万円)
◇金融活動収益:2380億ドン(約8億8100万円)
◇税引前利益:213億ドン(約7900万円)、前年同期比▲96.0%減

  <2011年業績(単独)>
◇売上高:8140億ドン(約30億円)、前年比▲28.2%減
◇金融活動収益:1兆0640億ドン(約39億4100万円)、前年比▲54.6%減
◇税引前利益:3120億ドン(約11億5600万円)、前年比▲87.3%減

  減収減益になったのは、経済が長期に亘り低迷を
続けていることを受け、グループ持ち株会社の下、
◇不動産、◇ゴム、◇採鉱、◇水力発電所、
◇木材加工事業を展開する子会社5社が
並ぶ新しいグループ体制に再編し、
それぞれの子会社に事業を引き渡したためである。

  <2011年税引前利益(連結)>
◇推定額1兆7000億ドン(約62億9600万円)、前年比▲43.7%減

<2012年税引前利益目標>
◇2011年と同程度

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2 位

相場低迷が続く中現金配当率を高水準に設定 その理由は?
[2012/01/19 18:31 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/120119052935.html

  株式市場が長期に亘り低迷を続けているため、
投資家の間で現金配当を好む傾向が強い。
資金調達難が続いている中でも現金で配当を支払い、
しかも配当率を高水準に設定する企業が存在する。
19日付ベトストックが報じた。

  現金配当を行った代表的な企業の詳細は以下の通り。

ベンチェー水産[ABT]
ビンタイン商事[GIL]
 
  上記の企業は2011年の配当として資本金のそれぞれ45%、
40%に相当する現金配当を支払った。また、ABTは、
2011年の追加配当として更に資本金の15%に
相当する現金配当を支払うと発表した。
これで同社の2011年の額面比現金配当率が60%に上った。

カントーサディコ包装 [SDG]
メコン水産[AAM]
クーロンフィッシュ[ACL]
ビエンホア製糖[BHS]
 
  上記の企業は臨時配当として資本金の
20~45%に相当する現金配当を支払った。

  金融業界を見てみても、アジアコマーシャル銀行[ACB]
2011年の第1次配当として資本金の20%に相当する
1兆8750億ドン(約69億)の現金配当を支払っている。

  不動産業界に携わるバリア・ブンタウ住宅開発[HDC]
2011年の額面比配当率を30%に設定し、このうち、
10%が株式配当で、20%が現金配当となっている。

  不景気が続いているにも関わらず、多くの企業が
株式配当を高水準に設定する理由には
◇経営支配権を掌握する大口株主が手持ちの株式を
売却する予定は無いが、現金を必要としているため
◇近い将来に事業拡張計画が無い、或いは
再投資に必要な資金が低い水準に留まっているため
◇株価が下落の一途を辿っいる中で、多くの株主が
多額の株式売却損、或いは評価損を被っており、
高い現金配当で株主を慰めるため
などが挙げられる。

  相場低迷が続いている中で、現金配当比率の高い銘柄は
明らかに人気を集めていると言えそうだ。

3 位
カンボジア、2011年末時点の新規事業登録数、前年比20%増 
[2012/01/16 08:03 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/cambodia/120113043401.html

   カンボジア商務省は、2011年末時点の新規事業登録数が
前年比20.1%増の3090社を数え、この内3~4割を
外資系企業が占めたと発表した。12日付プノンペンポストが報じた。

  同省のChan Nora氏は、新規事業登録数の増加を
政治的安定や整ったビジネス環境、インフラの
発展などのためと説明している。

  カンボジア大学のChheng Kimlong講師は、
「新規事業登録数の増加は、経済成長の大きな
原動力となる起業家精神の高まりを表す」とコメントしている。

  また、電気料金が高水準にあることは海外投資家誘致の
障壁となっている。しかし、水力発電ダムにより電力供給が
増加し、電気料金が下がれば、将来的には海外投資家を
更に誘致できるとの期待が高まっている。


03. 噂のうわさ話

 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。


グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
 

______________________________
 
ベトナム現地投資家のうわさ話・  アンファットプラスチック・グリーン 環境 (AAA) 

(2012年1月31日 発行ベトナム株通信 第1569号)
______________________________

■■■アンファットプラスチック・グリーン環境(AAA)■■■

  同社は包装資材生産における経験豊富な企業の
1社として、国内外企業により高く評価されている。
現在、包装資材生産工場3か所及び
プラスチック用炭酸カルシウム生産工場1か所を
含む生産工場4か所を所有している。また、
ヨーロッパや米国、日本、台湾、韓国、
シンガポール、フィリピンなどの大手企業と
永続的な協力体系を構築している。

  <2011年年初9か月業績>

・売上高:6210億ドン(約23億円、年間計画達成率76.2%)
・税引前利益:527億7000万ドン
(約1億9600万円、年間計画達成率59.9%)
・総資産利益率(ROA):6.19%
・株主資本利益率(ROE):13.71%
・1株利益(EPS):4517ドン

  ここ数年間、売上高と利益が安定的に伸びているが、
2011年は景気が低迷していることから、減益を
免れることができなかった。プラスチック産業は
成長余地がまだまだ大きいため、同社の株式は
投資家の関心を大きく集めている。
最近の世界的な経済減速の影響を
受けている中にあって、同社は好業績を
維持しており、投資家にとって長期的投資の
対象となっている。
 

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食料品分野で高いシェアを誇る大手総合金融投資会社、
コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の出資が話題に

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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「
テト(旧正月)です。

Chuc Mung Nam Moi !!

(新年明けましておめでとうございます)

テト(旧正月)1週間前からベトナム人はテトのことで頭がいっぱい。

いよいよ大晦日になると、深夜お寺にお参り。
新年を迎えてから一番最初に家の中に入るときは
縁起のよい干支のひとが足を踏み入れるそうで、
その家にその年縁起のよい干支の人がいない場合は

近所から借り出すということもあるとか。

お寺にお参りしたら、境内の植物の枝や花を少し
頂いて帰るのが
縁起が良いそうです。

翌日元旦もお寺には多くの人がお参りしていましたが、
日本の初詣のような混雑はありませんでした。

それよりも重要なのは、先祖へのご挨拶。
親族が集まって新年を祝い合い、お年玉をあげたり貰ったりします。
そして忘れてはいけないお線香。
祭壇の周りにはお酒やお菓子やらお供えをして飾り立てます。
中央の緑色の玉はスイカです。

普段は楕円形のスイカを食すことが多いような気がしますが
旧正月は球形のものを飾るそうです。


そしてお客様が来たらビールやお酒でおもてなし。
突然の来客にも対応できるよう事前に準備して置きます。
 
お客様が来たら大歓迎で乾杯乾杯の嵐!

新しい年が皆様にも良い年でありますように。

(photo by ongbatman

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベ トナム株情報」をよろしくお願いいたします。

______________________________
 
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いかなる部分も、電子的または機械的な方法を問わずいかなる目的であっても、複
製または転送などを行わないよう、お願い致します。
 
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せんが、受信したメールを削除して頂きますようお願い致します。
 
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で、投資勧誘を目的としたものではありません。内容については信頼すべきと判断した
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